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杉戸洋 とんぼ と のりしろ

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先週末の東京出張の翌日、羽田へ向かうまで時間があったので久しぶりに上野へ。
東京都美術館に行ってみた。

特別展「ボストン美術館の至宝展」の方は人が多そうだったので、
ギャラリーA・B・Cでやっていた杉戸洋さんの個展を選んだ。

写真がないので、会場の雰囲気を伝えられないのが残念だけど、
美術館の地下の広大な吹き抜けの空間には、
至る所に作品が。
あるものは一見無造作に床に置かれていたり、
無数のタイルで構成された巨大な壁のようにそびえたっていたり、
作品名も、解説もない。
どれが作品で、どれがギャラリーの設備かも区別がつかない。
形も素材も表現方法もさまざまに自在で。
まるでこの空間がひとつの街であり、日常であるかのようで。
強烈なイメージというより、さりげなく鋭い。そんな場だと感じた。
行った日は雨だったから、窓ガラスの装飾に陽が当たる日にもう一度観たいと思った。

杉戸さんの個展は東京の美術館では初めてだそうだ。
1970年生まれというからちょうど僕より10歳下。
気になる作家がまた一人増えた。









# by give-thanx | 2017-09-03 23:21 | アート  

あの頃の音へ

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この17〜8年は借家住まいで手狭なことこの上なく、10代の頃から親しんでいた大量の本やらレコードやらCDやらのほとんどは実家の戸棚にしまってある。棚に入りきれないものは段ボール箱に詰め込まれて床の上のあちこちに置かれている。
時々久しぶりに聴きたいCDがあると、何枚か借家の方に持ってきてしばらく聴いてはまた実家に戻す。そんなことの繰り返しなんだが、アナログ盤はそうはいかない。
なにせアナログのオーディオセットが大きすぎて借家には置けない上に、アンプが故障したままもう何年も修理をしていないため、
実家でも愛聴のレコードに針を降ろしていないのだ。
それでも以前は行きつけのバーに何十枚か置かせてもらって時折行っては自分のレコードをかけてもらったりもしていたんだが、最近はそんな奇特な店もレパートリーからなくなってしまった。
それが最近になって、「レコードを持ち寄ってかけながら飲みましょう」という、なんとも嬉しいお誘いがあり、それならば、と実家で選んだのが写真のレコード。20枚くらい選んだかな?
ジャンルはとにかく雑多。とりとめもないセレクトで楽しんだ。
アナログレコードを買っていたのはCD時代が到来して、アナログ盤がプレスされなくなっていった頃までだった。アンプがイカれたこともあって段々と聴かなくなっていった。
10代から20代中盤ごろまでがアナログ時代だから、だいたい中学の頃から会社に入って数年までの間だ。音楽を聴くこと、まだ聴いたことのない音楽に対していちばん敏感で貪欲だった時分のことだ。
久しぶりにあの頃夢中になっていた音楽を聞いていて、当時の感覚とか、記憶がよみがえった。
特に東京にいた大学生の頃は、世界中の音楽がどんどん入ってきていた頃だった。特に米英以外の音楽は圧倒的なパワーとみずみずしさを持って、20歳前後の若造の耳と感性を揺さぶった。今もあの頃に吸収した「なにか」が心と体の奥に蓄えられている。その感じを思い出した。
その頃の音が、これらのレコードにはぎっしりと詰まっている。

# by give-thanx | 2017-08-26 23:02 | 音楽  

引っ越しから1週間

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大学を卒業してそのまま就職した今の会社。気がつくと人生の半分以上の年数をここで過ごしていたことになる。そして入社試験の役員面接で初めて足を踏み入れてから34年、働き慣れたこの社屋に別れを告げた。

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大江の新社屋からの放送が始まってからちょうど1週間。初日はまだ暗い朝5時前に出社して、無事に放送がスタートするかを見守った。新しい放送システム、新しいスタジオ、新しいオフィス。
でも変えていくものの一方で、変えちゃいけないものもある。




# by give-thanx | 2017-07-31 23:13 | 仕事  

熊本の大雨はひと休み?

避難勧告が出ていた地域も一部で解除されているようだけど、来週も雨の予報が続いていて、まだまだ警戒は怠れないな。

で、今日明日は休み。

今年の元日に今のポストに異動になって以来、カレンダー通りに休める日が増えた。
会社に入って以来35年目にして初めて経験する状況ではないかな?

今日は出かける予定もなく、家でのんびり過ごしている。

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休日のお供は、アン・クリーヴスの「野兎を悼む春」。シェトランド諸島を舞台にした【シェトランド四重奏】と呼ばれる四部作の第三作。
ここ数年の北欧ミステリブームもそうだが、このシリーズも、“北のミステリ”の傑作だ。
自然や風景の描写、そして登場人物の内面描写の緻密さと繊細さが味わい深い。


# by give-thanx | 2017-07-08 10:59  

久しぶりの長崎

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何年ぶりかで長崎。九州の系列局の仲間有志と、恒例の懇親会。今回は、大分の局の先輩が社のナンバー2に昇進されたお祝いで長崎に集結。キャリアとしては、報道デスク〜報道部長といった頃にご一緒した面々。
幹事を務めてくれた地元長崎のF君の手配で、中華料理〜思案橋あたりで二次会と、楽しい夜を過ごさせていただいた。
九州ブロックの絆は固いと再認識した。
と、満足して12時過ぎに就寝したら、直後に阿蘇の産山村で震度5弱の地震が発生したと知り、あわてた。

# by give-thanx | 2017-07-02 21:42 | 日々のこと